三河ラーメン食べ歩き、豊橋編⑩中華そば政次郎

渥美線柳生橋から徒歩20分くらい。
川沿いにどんどん歩いて、丸太もどきの橋を渡り、公園が見えたらすぐ近くにある。
あっさりした塩ラーメンが食べたくなったので、評判を聞いて行ってみたのが、かれこれ三年以上前のこと。
小綺麗な店内は常に客がいっぱいで、外待ちも数人いた。

『塩らーめん』
透き通ったスープに細い麺、塩ラーメンの定番な特徴を眺めてから、スープを一口啜る。
よく言えば、やさしい年配向けな薄い塩味。
意地悪な言い方をすれば、潮勝負で仲代が出した吸い物のような、そして当たり障りのないお湯に近い塩味。
具材も含め、食べていて終始全体的に物足りない感じが強い。
塩ラーメンの味にはこだわりがあるので、美味しいと全く思わなかった。

『中華そば』
これは中華そばではない。
うどんのだし汁にラーメンの麺を入れただけの代物である。
『ラーメンハウスBunBun 』の和鰹しょうゆの思い切りの良い試みに比べて、明らかに騙された感がつきまとってしまう。
口に合わなかったので、早々に食して立ち去った。

お客が増えて味がどんどん落ちていったのか、元々このような作り方なのかは分からない。
並んで食べるほどの価値のない、羅将神ミヅキが如く「お話しになりませぬ!」と言いたくなるようなラーメン屋であった。