三河ラーメン食べ歩き、刈谷編23らぅめん愛ごや

名鉄バス上ノ郷バス停目の前。
または、公共施設連絡バス「かりまる」井ケ谷町青木バス停から、徒歩3分くらい。
本数は少ないけれど、市内を回るバスが充実している刈谷安城に比べ、最近出来たばかりの蒲郡にある『くるりんバス』は乗客の足元をみる最低なシステムになっている。お役所の目論みがあざとすぎるので、二度と利用しないと近所のお年寄りがぼやいていた。ぼったくりバスの豊橋といい、東三河の市営バスにはロクなものがない。
行きはヨイヨイ帰りが大変なのはどこも同じだが、JR刈谷駅から出ていて目的地まで無料なので、多少時間が掛かっても刈谷知立名鉄バスの乗客マナーの悪さに気分を害するより余程ましだ。

さて今回訪れるのは、名古屋から移転して昨年の11月にオープンしたばかりのお店…バス停一つ毎にラーメン屋一店舗ある通りに於いて、以前やっていた飲食店の内装をほぼそのままの形で利用している。
よって店内が広いぶん客は沢山入るが、それが仇となって非常に回転率の悪い状態が営業中にずっと続いてしまう。
やたら能書きの多いメニューから食べたいラーメンを選んでレジで先払い…人件費の削減の苦肉の策とはいえ、過去に豊川や西尾、幸田等で先払い制の店に入って不快な思いしかしていないので、一抹の不安がよぎったけれど、接客は最低限の対応ながら全く問題無い。

着席して待つこと20分にて提供、大して混んでいないのにこのペース…暇潰しに雑誌か漫画本でも置いて欲しいところだ。
さて、お味の方はいかがなものか?

《塩そば、味玉》

幾度となく数多の店で口にしたことのある月並みなあっさり感しかないスープ。確かにメニューに書いてある通りのこだわりはあるけれど、もっと味に捻りが欲しい。
かといって、これ以上出汁が濃いと麺が太いから、うどんを食べている様な気分になってしまう。おそらく醤油の方を食していたら、その感覚がより増しているだろう。

具材は見た目重視だが、彩りは中途半端。牛蒡、かいわれ大根で和風っぽく、プチトマト半分はお飾り程度。他に大きな海苔一枚、味玉半分があり、チャーシュー二枚はそれなりに食べ応えがあった。

量が微妙なので、御飯物を注文しないとお腹がいっぱいにならないのと、残ったスープで雑炊にして食べる様な感じなラーメンだから、結構いい値段になるという寸法だ。

名古屋にあった頃と全く違うメニューなのは、素材にこだわりつつも、移転して繁盛しなければ意味が無いから、万人受けする様にしたのであろう。
ただ、今回塩そばを食べてみて他のラーメンも推して知るべし…全く食指が動かないのは確かだ。

という訳で、仮に自宅の近所にあったとしても、一通りのメニューをそれぞれ一度食べれば十分で、それ以降のリピートは無し、わざわざ遠くから足を運んでまで食べに行くに及ばず、付近のラーメン屋が臨時休業の場合の保険として覚えておくくらいだろう。

さて、お次は今まで素通りしていた処へ行く予定…きっと口直しに連食必至になると思われるが、どうなることやら…楽しみだ。

三河ラーメン食べ歩き2周目(20)餃子専門さくや

寒風吹きすさぶ中を歩くのは避けたいので、最寄りの駅からなるべく近くにあるラーメン屋で、しばらく行っていない所へ訪れてみる。
確かこの店のメインである担々麺以外もランチメニューにあったといううろ覚えに基づいて店内に入ったのだが、あいにく期間限定なのか見当たらず、身体を暖めるのと、風邪予防のためにいつもと違う担々麺を選んでみた。

それにしても、店の看板である餃子がメニューとなっている定食を注文する客は1日に何人いるのだろうか?
相変わらず寡黙な店主の調理する姿を眺めながら、しばし待つ。

《生姜たっぷり担々麺ランチ》

辛さはそんなに感じないスープに、しっかりと生姜の味が効いて箸を進めていくうちに汗はかかないまでも、ホクホクと暖まってくる。
ミンチやスープと絡めていただく麺は食感が良く、どんどん口に運ばれていく。
単品であれば量は普通くらい…これにランチで付く食べ応えのある唐揚げとライスでお腹は丁度いい塩梅になった。

生姜自体を日頃好んで口にしないけれど、こうして食べてみるとなかなかの出来栄えだった。

ふと思い出した時にリピートしている処なので、季節が変わった折りに、ホテル中華で腕を磨いた店主の別のラーメンがあれば、食べに来るとしよう。

さあ、次回は名古屋から移転してきたあの店へ!

三河ラーメン食べ歩き2周目(19)Omotenashi Noodles まつじ

先週は、今まで行った町中華の店でラーメン以外の気になる品ばかり食べていたので、リポートがお休みになってしまった。
…で、かねてより新しいメニューが加わるという情報を耳にしていたこちらへ年明け早々訪れたのだが、目的のモノは見当たらず、2月に再びやって来ることになった。
という訳で、月一訪問の三度目にようやくお目当てのラーメンを券売機にて買い求め席に着く。
その前に、1月にいただいた限定麺の感想をば…。

《台湾カレーつけそば》

以前食べた時よりも若干仕様が変わっており、カレーのスパイシーな辛さが台湾ミンチと相まって、後からじんわりと舌にくる。
具材が多めに乗っているようで、麺を食べ終えた後の追い飯も平らげれば、結構お腹が膨れるので、レギュラーメニューに飽きた常連客がたまに食べるのには、もってこいな出来栄えと言えよう。

《濃炊味玉煮干しだしそば》

さて、上記の感想を書いている途中に着丼した品のスープを早速レンゲで掬って一口飲んでみる。
非常に飲み易く、クセのない仕上がりになっているから、煮干が苦手な人でも十分食べられると感じた反面「濃炊錦爽鶏だしそば」の煮干し風味なだけではないか?という懸念も同時に沸いてしまった。

何故なら、具材が低温処理のチャーシュー、ほうれん草、海苔一枚に柚子と同じ仕様だからで、柚子で味変することにより、生臭さが減ってレギュラーメニューの味に近くなるからだ。

実は、外で並んで待っている時に、本家の『よこじ』が提供している背脂煮干しを期待していた常連客と女性店主とのやり取りの中で、そちらが近日中に出されるらしいと漏れ聞いていたので、あくまでそれまでの繋ぎ???と感じた次第…まあ、美味しいには美味しいんだけど。

てな訳で、おうじゃのつるぎを手に入れたと思ったら、スーパーボムだった気分になりつつ、来月こそ本命を射止めに来ようと思うのであった。

さあ、次回はちょいと遠出をしようか?それとも2周目の場所でいつもと違うラーメンを食べようか?
冬の体感温度で決めるとしよう!

三河ラーメン食べ歩き、豊川編21豚軟骨ラーメン 福呼

JR愛知御津駅から、徒歩13分くらい。
昨年末にオープンしたばかりの豚軟骨ラーメン専門のお店である。
あら、こんなところにラーメン屋!軟骨カレーもあったのね♪などと古いCMソングのフレーズで口ずさみながら、ファミリーマートのすぐ近くにある自宅の一階を改造したとおぼしき店内に足を踏み入れる。

思うに愛知御津のこちら方面へ向かうのは、若い頃に御馬付近にある24時間営業のゲームセンターにしかないゲームをやりたいが為に毎週駅から通って以来なので、行く道すがら今も変わらない風景が懐かしかった。

年配のご夫婦が現役を引退した後、ひっそりと営んでいるといった感じで、物腰柔らかい接客は心地良い。それもそのはず隣で占い屋もしている奥さんは東京でそれなりに名を馳せた人らしく、よくしゃべることしゃべること…(苦笑)

おかげで出来上がりを待つまで退屈することなく、いつの間にやらの着丼…では、いただきまする!

《豚軟骨ラーメン、コンニャク&いなり寿司一個付き》

スープはかなりあっさりした醤油で、出汁にこだわりがあると宣うていたが、物足りないことこの上なく、卓上にあるニンニクで味を調節する。
次に豚軟骨だが、『竜笑』や『カドワラ』とは違った感じの柔らか仕上げで、非常に手間が掛かっているのが伺え、とても食べ易かった。

麺は量が少ない為、満腹になりたいのであれば、替玉を注文しなければならないだろう。
何故なら、コンニャクといなり寿司を一緒にいただいても、いい腹具合に至らないからだ。
最も、サービスといった形でこぢんまりと出されている理由が、健康に配慮しているとのことなので、腹一杯になってしまったら、元も子もないのではあるが…。

一つ一つに手が込んでいるとはいえ、出来栄えとしてはごく普通であるから、気が向いた時にもう一つの豚軟骨カレーを食べに来るとしよう。

立地的に厳しい場所にあるけれど、長続きすることを願いつつ、次なる目的地へいざ参る!

三河ラーメン食べ歩き2周目(18)ラーメン末広

昨年訪れた安城の『麺やOK』の限定麺に麻婆豆腐まぜそばというのがあったのだが、タイミングが悪く丁度扱っていない時に行ってしまったため、その後無性に食べたくなっていた。
…で、ふと思い出したのがこちらに30年近くメニューにあるラーメン。
本格的な中華料理店ならあるけれど、多彩なラーメンを扱う処でもお目にかかることは少ないので、年明けに早速行ってみる。

営業開始早々どんどんお客が入ってくる繁盛ぶりに、60年近くやっているお店の人気が伺える。とはいえ、以前にも書いた通り忙しくなると手抜き料理が多くなるので、ちゃんとしたモノを食べたいなら、平日の昼間が望ましい。
様々なラーメンが客から注文される中で、お目当ての品を頼んでしばし待つ。

《マーボーラーメン、ライス小》

麻婆豆腐としては、メニューに書いてある通り辛くなくて非常に食べやすいのではあるが、コクや旨味が全く無い。加えて豆腐と麻婆餡が分離した状態で味が馴染んでいないため、かき混ぜても麻婆豆腐を食べている感じがしない。
なので、美味しくない時の為に保険として頼んだライスに乗せても麻婆飯にはならず、中途半端な出来栄えの一品をどう処理したものかと悩みながらいただくことになった。

挽肉は食べ応えはあるけれど、固い部分がたくさんあって、麻婆豆腐の要の一つがアウトだったので残すことに決め、やや縮れた細麺だけが好みだったから、味気ない豆腐を先に食べきって、スープと一緒に上手く口にすることで何とかたいらげた。

お店の看板料理であっても、残念ながら自分の口には合わなかったので、また来ることがあればオーソドックスな中華そばを食べることになるだろう。

さて、次は新しく出来たラーメン屋か新メニューがお披露目される店に行く予定である。
ではまた来週!

三河ラーメン食べ歩き2周目(17)万貫

年が明けたら、2週目の対象として行こうと思っていた岡崎の『BUNBUN』が12月で閉業、結構気に入っていた味噌ラーメンが食べられなくなって残念…さて、どうしよう?と思案した結果、こちらへ伺うことにした。
というのも、昨今はどこの味噌ラーメンも太麺ばかりで自分の好みとは違う為、ここのお店で扱う細麺だったら、どんな感じになるだろうと興味が湧いたからだ。

扉を開けると、営業して間もないのに地元の常連とおぼしき客がすでに5人もいた。
日替わりランチも食べてみたかったので、通常の値段に少々上乗せして味噌らーめんを注文する。
ゆっくり丁寧に調理している姿を眺めながら、10分ほど待てば、着丼。

《味噌らーめん、日替わりランチ鶏の唐揚げ》

「そうそう、これを求めてたんだよね」
自分が思っていた通りの味噌ラーメンが手渡されて、まずはひと安心。
いわゆる一昔前からあるサッポロ味噌ラーメンの様な、モヤシ、ニンジン等の野菜と挽肉を中華鍋で炒めて上に乗せ、コーンもたっぷり入ったタイプではなく、具材が他の麺類と同じ仕様で、単にスープが変わっただけといった感じの、町中華であっても最近ではなかなかお目にかかれない代物だ。

レンゲで掬ってズズッと味噌の味を確かめてみれば、独特の懐かしさがある。
前回訪れた時に比べ、チャーシューは大して変わっていなかったが、メンマが柔らかく食べ易くなっていた。
とにかく味噌ラーメンに於いても細麺が好みなので、個人的に癖になる麺がピタリとハマって、スープに絡まなかろうが全く問題無し。

特別美味しいという訳でもなく、ごくごく普通な出来栄えだから、決してオススメはしないが、昭和テイストな味噌ラーメンを味わってみたい時には打ってつけだろう。

日替わりランチに付いてくる茶碗半分くらいのライスは、相変わらず柔らか過ぎるので、ラーメンを食べ終えるまで放置したら、そこそこいい塩梅になった。
おかずは、唐揚げ二個にモヤシ炒めが三口ほどとサラダ…思ったよりもいい味で、他の物も曜日を変えて食べてみたくなった。

ということで、今回はかなり偏った自分の嗜好に充分応えてくれた点で、年明けはまずまずの出だしとなった。

さて、次も町中華の気になるメニューを食べに行く予定…ではまた来週!

今週の食べ歩き23

今年は三河町中華を主に、新しく出来たラーメン屋も廻って、更に日頃リピートしている処ではいつもと違う品を…そして、二年以上ご無沙汰しているお店等を訪れるという相変わらずの気まぐれ思いつき行動だった。

故に目を見開く程の美味しいモノは、当然のことながらごく僅かとなる。
とはいえ、個人的に麺であったり具材であったり、部分的には気に入ったラーメンがあったので、まずまずの一年だったと言える。
そんな訳で本年度のおさらいと締めも、自分の好みだけで訪れてみることにした。

《麺屋あきのそら、八丁みそラーメン、和え玉B》

どストライクな八丁味噌のスープだが、悪くない味だ。具材もチャーシュー二枚は普通だけれど、キノコが入っていたりと色々工夫がなされている。
…が、自分の目的は何と言ってもこちらの自家製麺で、弾力のある食感とツルツルと入っていく喉越しの良さがたまらない。おかげで和え玉がくる前に完食しそうになってしまった。
…で、タイミング良く声を掛けられて出された和え玉Bはと言えば、レモングラスと小エビ、にんにく生姜のベトナム風といった仕様の為、本来は塩ラーメンに向いていると思われる。
なので、味噌につけていただくと、何とも複雑な味になってしまう。それはそれで面白い味ではあるが、敢えてこの選択をする客はいないだろう。
和え玉Aと他のメニューも食べてみたくなったので、年が明けたらまた来るとしよう。

《和み、カラシビ味噌ラーメン》

月替わりの限定麺。冬は何処もかしこも味噌ラーメン。だけど、ちょっと捻りを入れて、近頃流行りの痺れを加えてみたらしい。
因みにシビレる辛さのラーメンばかり食べてると、味覚障害の進行度合いが著しく加速するので、舌が敏感な自分はめったに口にすることはない。
はてさて、件のカラシビ味噌ラーメンは如何なものかと言えば、辛さやシビレが強くて味噌の旨味があまり感じられない。
麺は太いので量はそれなりにあるけれど、お腹を満たすにはやや足らず。
具材は通常メニューに使われているモノだから、安定していて箸を進ませるのには事欠かない。
結局、味噌の味をしっかり確認出来たのは、スープだけ残って飲み干す時になってから…出来栄えとしては、まあまあだった。

《まつじ、濃炊錦爽鶏だしそば、味玉》

女店主がいないと、こうも接客がいい加減になるのかと辟易した。
券売機で戸惑っているお客はほったらかし、仕事が一段落つくとすぐに私語が始まる。おもてなしをしているつもりだろうが、万事が空回りしていること極まりなく、とてもイライラさせられた。
肝心のラーメンの方は申し分無し…しばらく行かなかった理由としての問題点、つけ麺の麺がちゃんと湯がいてなく、くっついてひと玉ごと箸で持ち上がったり、低温処理されたチャーシューの中にガリッとした歯触りを感じた等があったが、今回それはなかったので、ひとまず安心。

接客面に於いて不満が残ったため、新たなメニューが加わらない限り、また足が遠退くことになるだろう。

《銀界、合鴨の汁なし》

美味しい筍が食べたかったのに、半年来ない間にすっかりメニューが変わっていた。
しょうゆやしおラーメンに魅力を感じなかったので、汁なしを頼んでみた。
某所に在る、嫌なことがあるとすぐにケツをまくってリセットする店主が作りそうな和風の創作麺である。
太麺に合鴨の挽肉としょうゆベースの汁が絡んで、食べさせる力量はあるけれど、何処か物足りない。

筍が復活したら、リピートすることにしよう。


といったところで、今年の食べ歩きは終了…来年も美味しいラーメンに巡り会えますように。