三河ラーメン食べ歩き、安城編⑯岩田屋

JR安城駅から、徒歩12分くらい。
安城町中華巡りを終えて、今まで食指が動かず敢えて行かなかったラーメン屋を訪れてみることにする。
色々な味噌ラーメンがメインだった頃に比べ、メニューも様変わりして、オリジナルのラーメン等あるのだが、自分が食べたいと思ったモノは、悉く欠品になっていた。
仕方がないので、お店の名前に特製と名の付く味噌ラーメンを注文してみる。

岩田屋特製みそらーめん》

味噌のコクや旨みが全く感じられないスープで、麺もありふれた中太麺といったチェーン店とかにありがちな代物だ。
おそらく具沢山なのが特製と名づけた所以なのだろうが、ランチに入っていないチャーシューは分厚いけれど美味しくないし、モヤシやメンマもお粗末なモノだった。

ゆで卵一個が半分に切り分けられて乗せてあるのが腹の足しになるくらい…しかしながら、どこか良い部分を探そうとしても見当たらず、頭の中で口直しに他へ行くことばかり考えてしまい、機械的に食べていくのみで、結局スープを大量に残して店を出ることになった。

とりあえず足跡を残したが、二度と訪れることはないだろう。
というのも、食べている途中で入ってきたお客が煙草をいきなり吸い始めて、その煙が自分の方に漂って更に不味くなったからである。
分煙の配慮がないのは、古くからある飲食店に見受けられることもあるが、こちらの様にキレイな店構えなのにそれがなくて残念だった。

さて、残す一軒は夜営業のみなラーメン屋だから、別の町に移動するとしよう…ルーラ!

三河ラーメン食べ歩き、安城⑮北京本店、昭和町店、小堤店

【北京本店】
JR三河安城駅から、徒歩5分くらい。
安城市民なら誰もが知っていて、アルコールの飲み過ぎで顔が赤黒い爺さんと、新興宗教に入らない芸能人を片っ端に干していた婆さんのテレビ番組で取り上げられて超有名になった中華料理店である。

賄い飯もマスコミが囃し立てればソウルフードという洒落た名称に成り変わり、それに釣られてお客が沢山来て繁盛するのは、店としては有難いことなのだろうけど、昔からの常連客には迷惑この上ないかも知れない。

ご多分に漏れず、自分が訪れた日も11時少し過ぎという昼御飯には早い時間帯ながら、すでに店内は満員で待つこと30分+カウンターに座り着丼まで20分掛かった。
その間きびきびと動いている厨房の様子や、お客の案内を一人で上手く回している姿を眺めていたが、いささか待つのに飽きたのは確かである。

予め大量に作りおきしている刈谷の『半熟堂』とは違い、豚の唐揚げはお客の入り具合を見ながらその都度揚げているのは、流石本店と言えよう。
とはいえ、下手をすれば一時間以上待たされる訳で、そうまでして食べたい代物とは思わない。
今回の目的は、名物を避けて基本料理の出来栄えはいかがなモノか?と試してみることにあったから、尚更待つ身がつらい。

《チャーハンセット》

まずは、ラーメンから…昔ながらの中華そばと銘打ってはいるが、そこはそれ多少今風に改良はしてある。
あっさり薄味の醤油スープの普通らしさは、やや物足りないレベル。
ショボい海苔一枚にナルトとモヤシは月並みな具材だったが、切れっぱしの様なチャーシューがなかなか美味しかったのが意外だった。
麺も好みではなかったため、味を確かめるという点において、一度食べれば充分なラーメンと感じた。

次にチャーハンだが、しっとりとパラパラ感がバランス良く仕上がっているものの、標準レベルで無難な味…おそらく他の料理も同様であろうといった印象を受けた。

【北京昭和町店】
JR安城駅から、徒歩4分くらい。
本店で並んで待つのが嫌なので、北京飯を食べたくなったら、混雑が幾分ましなここに来ることにしている。
もっとも、最近はご当地アイドルの聖地になったらしく、訪れる客が多くなってしまい、穴場でなくなったのは残念である。
メニューは北京飯に重きを置いているので、ラーメンは美味しくない。よって、色んなバリエーションで注文出来る北京飯のみの目的で行った方が良いと言える。

【北京小堤店】
JR安城駅から、徒歩20分くらい。
『ラーメン家』で食べた後、もう少しお腹が何かしら欲している時に近くにあるここに立ち寄ることがある。
ラーメンは本店より少しましな味である。
店主が丁寧に調理しているからか、出来上がるのに時間が掛かるのが難点といったところ…何れにせよ、自分の行動範囲から遠いので、何かのついででなければ訪れることはない処だ。

《北京飯》

最後に安城名物の感想をば…。
病みつきになるほどではないけれど、B級な美味しさのツボは心得ている。自分はふと思いだした時に食べに行く程度だから、年に二、三度くらいだ。

因みに各店味つけは微妙に違うが、それに気づく客はよほど食べ込んだ常連か、味に敏感な人間だろう。
先に述べた通り、北京飯のみ食べたい場合は昭和町店で充分味わえるし、地理的にも最寄りの駅から便利な位置にある。
その他の中華料理や麺類も食べたいなら、長い待ち時間を覚悟して、本店に行きませう。

これにて、安城町中華巡りはひとまず終了。
次はまだリポートしていない安城のラーメン屋へ行く予定、さらば!

三河ラーメン食べ歩き、安城編⑭東天紅

JR安城駅から、徒歩15分くらい。
または名鉄安城駅から、徒歩5分くらい。
名前は同じでも東天紅グループと関係はなく、昔から安城に根づいている町中華の店である。
若い頃、職場の上司がここの手羽先を週に数回お土産で持ち帰るついでに、連れて行ってもらった覚えがあるのだが、その時何を食べたのかは記憶の底に埋もれてしまい定かでない。

ただその当時、かなりくたびれた大衆食堂の様な店内に、お客がいっぱいいて賑わっていたのだけは朧気ながら頭の上にふきだしで出てくる。

さて、三度目の正直で訪れた当該の中華料理店、改装してすっかりキレイになっていた。
開店10分前から、すでに4、5人並んで待っており、オープンしてもひっきりなしにお客が入って来る。
単品で頼んでもコスパは良いけれど、お店の基本料理を色々味わえるセットを注文して、テキパキとこなしていく厨房や、動きに無駄のない女性店員たちを観察する。
…と、ここでランチやセットのラーメンが先に出来てお盆に置かれ、御飯物やおかずとのタイムラグが結構あるのに気づく。
麺が伸びない様に茹で具合は調整しているのだろうが、放置されているうちにどんどん冷めてしまうのは否めない。
土曜日ということもあり、混雑しているから提供されるのに結構時間がかかるのはやむを得ないのだが…ではいただきます!

《東天セット、チャーハン、ラーメン1玉》

あっさり醤油のスープは、やはり温くてこの時点でマイナス…胡椒をふりかけ味を調整するが、大して代わり映えせず、美味しくない。
麺は月並みで、伸びていなかったのが救い。
しかし、チャーシューが不味くて食えたものでなかった。全部口にしたら、確実に腹を壊しそうな臭みのキツい代物だったので、残すことにした。

チャーハンもしっとり薄味で今一つ、こちらはおそらく手羽先のピリ辛さを際だたせるためなのだろう。
なれど、その手羽先も自分の口には合わなかった。

昔はもっと美味しかったのに…と思うのは、自分の舌が肥えたからなのか、はたまた料理人の世代交代による経年劣化からか?

何れにせよ、先週訪れた『蘇州園』『黄鶴』や『味覚亭』に比べ、中華料理店として味の一般的なレベルは下回っていると感じたので、もう食べに行くことは無いだろう。

次回は超有名店の食べ比べと、リピート&まだ行っていないラーメン屋二軒の予定……安城食べ歩きは、まだまだ続く。

三河ラーメン食べ歩き、安城編⑬味覚亭

JR安城駅から、徒歩15分くらい。
お目当ての中華料理店が、まさかの三連休…仕方がないので、北上して40年以上営んでいる処へと変更する。
とはいえ、刈谷で不味いラーメンを食べた後の口直しにと、「北京飯」に対抗して作られた「味覚飯」なるモノを、つい最近いただいたばかりだから、今回はもう一つの名物料理を注文することにした。

《味覚飯肉》

うーん、やや濃い 目の味付けは個人的に好きなのだが、いかんせん唐揚げにした豚肉が脂身だらけで噛みきることが出来ず、よろしくない。
しかもご飯の量は少なくて、ほっておくとすぐに冷えて固くなってしまう。
これは急いで掻き込んで食べないといけない代物なのだろうか?
卵のふんわり感もさほど感じられず、出来栄えとしては中途半端である。
色々と試行錯誤して完成品にたどり着いた「北京飯」に比べ、個人の中華料理店ではこれが限界なのかも知れない。
という訳で、自分の口には合わなかった一品だった。

《鉄パー飯、ラーメン》

豚テキを中華風に味付けしてピカタの様に卵で包み、御飯の上に乗せた料理である。
「味覚飯」よりもさらに味が濃くて、肉も食べがいがあり、なかなかいける。
ただ、こちらも放置しておくとあっという間に冷や飯になってしまうから、気をつけなければならない。

ラーメンの方はあっさり醤油なのだが、鉄パー飯と一緒に食べるとスープの味がより薄くなって、よくわからなくなる始末…なので、ラーメン自体を味わうに至らなかった。
チャーシュー、ワカメ、ネギ、薄い輪切りのゆで卵と値段相応の具材、麺も特筆すべきところなく、昔ながらの中華そばとして普通にいただくことにした。

そんな注文した二品もディナータイムに行けば、若干お得なセットになるらしい。

何よりもとても気配りのきいた接客と、鉄パー飯の味がちょいとクセになったから、お腹に余裕がある時にまた寄り道してみるとしよう!

さあ、今度こそあそこだ!!

三河ラーメン食べ歩き、安城編⑫黄鶴

名鉄安城駅から、徒歩4分くらい。
または、JR安城駅から、徒歩17分くらい。
行くつもりだった店が、案の定月二回の連休にあたった為、丁度線路を挟んで対称の位置にあって、30年以上営んでいるこちらの場所へやって来た。
前回述べた中華魔女ならぬ中華料理好き彼女と行った記憶のある処だと、例によって店の前まで来て思い出す…ナルトの無いラーメンを今も探しているのだろうか?

そんなしょーもないことを考えながら、店内のカウンターに座って、お得なランチを敢えて頼まず基本の二品を注文する。

《ラーメン、チャーハン》

先にきたチャーハンは、パラパラあっさり塩味で、細かく刻んだハムとチャーシューにネギと卵のシンプルなモノだ。食べやすいので、どんどん口に入れてしまうけれど、いかんせん量が少ないから、ラーメンが来る前に無くならない様に寸止めしておく。

次に、同じくごく普通のラーメンの登場…スープはやさしいほんのり甘いしょうゆで、自分の好みであり、下手に胡椒で味を調整せずに、そのままいただいた方が良いと感じた。
麺はやや茹で過ぎで、これがコシのある縮れ麺でだったら、言うことなしなのだが多くは望むまい。
スライスしたハムが半分とチャーシューにモヤシとメンマ、具材も値段相応で全体的に無難な出来栄えだ。

今回の様に単品で注文すると、二品だけでも結構な値段になってしまうから、家族で色々注文して分け合って食べるのには手頃な値段だと言えよう。

大盛で食べないと物足りないチャーハンを、何の気なしに口にしたくなったら行くであろう、昔ながらの中華料理店だった。

三河ラーメン食べ歩き、安城編⑪蘇州園

名鉄碧海古井駅から、徒歩6分くらい。
実に半年ぶりの安城である。
かつては南安城付近にあって、七夕祭りの帰りに中華料理好きの付き合っていた彼女と毎年寄るのが恒例だった。
移転してからは行っていないのだが、古くからあることだけは確かで、安城四大有名町中華の一つだ。
営業時間ぎりぎりに店が開くため、見た目随分とひっそりとしており、閉業してしまったかと不安にかられるけれど、ちょっと近くのセブンイレブンで買い物している間に、しっかり営業中の札に替わっていた。なかなかのフェイントである。

…で、お店の名前の付いたおすすめのラーメンとチャーハンを注文する。

《蘇州ラーメン、炒飯》

先に炒飯がきたので、しっとり醤油で味付けしたそれを二口三口いただく…ん?微妙だな…ちょいとラーメンが来るまで保留にしておこう。

それから程なくして着丼した「蘇州ラーメン」なる代物は、一見ベトコンラーメンかと思ったが、さにあらず。
しょうゆラーメンの上に、炒めたモヤシとニラに肉とスライスされたニンニクが乗っている、ピリ辛さは全くない普通の拉麺だった。
縮れた細麺は、ほっておくとどんどん伸びていきそうだから、具材と一緒にバランス良くいただくことにして、途中チャーハンを食べると味の相乗効果が表れてきた。
なるほど、単品で味に物足りなさを感じたのは、そういうことかと一人勝手に納得する。

後はニンニクがスープに徐々に染み込んだせいもあり、食が進み瞬く間に平らげてしまった。

一品だと何の変哲もない普通の味だが、何かしらセットで注文すれば、それなりにお客の食欲を満足させる料理に変わる、なかなか侮れない夫差もびっくりな中華料理店であった。
機会があれば、他の組み合わせも試してみるとしよう。

その後バローに寄って、ここにしかない菓子パンを購入、JR安城駅すぐ近くの『壱兆』が閉業したっぽいのを確認して帰路へと向かうのだった。

引き続き安城町中華へ推参つかまつる!

三河ラーメン食べ歩き、蒲郡編⑯来長苑

名鉄バス秋葉山口から、徒歩1分。
今月は、ラーメンと合わせて色々いただく町中華の食べ歩き&今まで食べた処のリピートの予定。
なので、その店ならではの名物ラーメン若しくは名物中華料理をリポートしていくつもりだが、それが無い場合はオーソドックスなラーメンとチャーハンを注文することにする。

おそらく蒲郡で最も外れにある中華料理店であろうこちらの店には、子供の頃に親戚に連れられて行ったきりである…というのを、店主の顔を見てハッと思い出す始末、人の記憶は年齢を重ねると曖昧になるとつくづく感じた。

豊富なメニューの中から、基本のモノを二品注文し、年季の入った厨房で丁寧に調理する姿を眺めてしばらく待つ。

《柳麺、炒飯》

見た目、昔からある中華そばでなんとなく安心感を憶えたのだけれど、一口スープを啜れば、何とも甘すぎるしょうゆ味だった。
そこで胡椒をふりかけ、少ししょっぱくしようとしたが、甘味の方が何故か勝ってしまう。
やむを得ず、ごく普通の縮れ麺を持ち上げてズルズルと口に入れる…まあ、麺に絡みつく分には気にならない甘さだ。

具材は海苔と歯応えのあるチャーシューに、メンマ少々と薄切りのハムが半分で、値段相応だからあっという間になくなって、やや物足りない。

そこで、炒飯の出番である。
しっとりあっさりながら、チャーハンの具であるところのチャーシューを噛みしめると、味がしっかり伝わってきて、なかなかの味…ラーメンの残った甘いスープを処理する為、飲んでは食べ、飲んでは食べを繰り返し、お腹はすっかり満足になった。

ラーメンに関しては普通の出来栄えなれど、チャーハンは自分の好みのタイプだったから、付近に立ち寄ることがあったら、別の麺類を試してみようと思った。

さあ、次はあそこだ!