駿河ラーメン食べ歩き 湖西編③大元

『コーちゃんバス』市役所バス停から、徒歩20分くらい。
あまりに一見さんが店のルールを守らないため、とうとう会員制になったしまった某行きつけの最高に美味しいラーメン屋で口直しをした一週間後、性懲りもなく鷲津の気になっている町中華を訪れることにした。
例によって、本数の少ないバスの時刻表をしっかり頭に叩き込んで目的地に着いたのだが、営業開始時間を15分遅れで開いたため、ひょっとしたら帰りのバスに間に合わないかも…と頼みたかった湖西餃子を断念する。

地元の常連客が続々と入ってきて、いつしか店は満席に…が、注文を受けて調理するこの道40年のベテラン店主はマイペースだ。
食事前のお馴染みサービスゆで玉子をモグモグといただいている間、気さくな女将さんからのお客への色々な心遣いが見受けられた。
あれこれ観察して、待つこと15分で着丼。

《ラーメン、チャーハン》

醤油ラーメンに何故か煎りゴマが浮いている。
レンゲでスープを掬って一口飲んでみると、ほんのりニンニクの味がする点も見た目とは裏腹で珍しい。
海苔、ナルト、スライスハム半分、もやし、やや厚みがあるチャーシュー二枚と具材が結構乗っていて、それなりに食べがいはあるが全体の出来ばえとしては普通である。

次にチャーハンだが、先週行った『中央亭』程ではないけれど、やはりご飯にやや臭みがあって、紅しょうがとラーメンのスープで味をごまかして食べることにした。

どうやら湖西にある町中華で『宝来軒』に勝てる処は無いようだ。
ラーメン屋二軒と町中華をもう一軒、今月中に訪れて湖西編を終える予定…さあ、次はあそこへ!

駿河ラーメン食べ歩き 湖西編②中央亭

JR鷲津駅から、徒歩25分くらい。又は『コーちゃんバス』市役所バス停から、徒歩2分。
町中華の旅は終わりにしたつもりだったが、湖西方面で、どうしても気になる店が数軒あったので、月一くらいで引き続き回ることにした。
昨日の口直しに同じ二品を…といった意味も含めての訪問で、駅から半径3km以内に点在している中からこちらを選んでみたのだが…。

シンプルすぎる店構えの扉を開けると、いかにも職人気質なご主人がしかめっ面で迎えてくれた。
カウンターに座り、水を運んできてくれた奥さんに注文の品をすかさず告げて、いつもの如く厨房を観察する。
丁寧に作ってくれているのが遠目に見てもわかるのだけれど、出来上がったらすぐに提供されるのではなく、注文されたモノが全て揃うまで、しばらく放置されているのが少し気になった。

待つこと10分…では、いただきます!

《ラーメン、チャーハン》

まずはチャーハンから…一口食べるや否や、これは『汐崎』の油っぽさ満載の炒飯とは違った意味の、お腹を壊す危険な代物だと察する。
御飯が古いのか、口に入れると臭みが広がり食べられたモノはでなかった。
このブログを始めて以来の最も不味いチャーハンといえよう。

ラーメンも同様で、見ただけでどんな味かわかってしまう程お粗末だったので、あれこれ評価する気にもなれなかった。
値段相応の量とはいえ、質の方はさっぱりだったので、二度と行くことはないだろう。

二日続けてハズレを引いてしまった為、とにかくまともなラーメンでおかしくなった舌を修正しなければならないと切に感じ、新たなる場所へは来週赴くことに…。

という訳で、今週はこれまで。これに懲りず味の冒険をするぞ!

三河ラーメン食べ歩き、豊川編18清美屋

名鉄伊奈駅から、徒歩17分くらい。
ひと昔前だったら、どこにでもあった町の定食屋さん。麺類、丼物や和食に加えて、ハンバーグ等洋食の類いも扱うマルチな地元密着型の食堂も、今や資本にモノを言わせてチェーン展開している店に圧されているけれど、そちらだって業績は今一つで、個人店に比べたら味は似たり寄ったりである。

質より量はどちらも同じだがコスパはさして変わらず、昔からある個人経営で良心的な値段で提供する処も僅かになってしまった。

さて、そんな飲食店事情とは全く関係なく、単なる気まぐれで訪れることにしたのは、興味をそそる名物料理が二品ほどあったからである。
なので、今回ラーメンに関してはついでといった形で味は度外視することにした。
一見さんにも丁寧に接客してくれて、とても好感が持てる店員に食べたいモノを告げてしばし待つ。

《富士チャーハン、ミニラーメン》

チャーハンの上に、雪に見立てたふんわりトロリな卵焼きが乗っている。これをチャーハンに混ぜながらいただく訳だが、炒めた御飯が油っぽいだけの薄味でよろしくない…というか物足りない。
食卓にある紅しょうがでアクセントをつけてみても、やはり今一つで量が結構あるため、途中で食べるのが苦痛になってきた。

どうしたものかと口に入れていると、いかにも手抜きなミニラーメンが差し出される。
前もって味は大目にみようと思っていたが、論外の不味さだったので、無理やり詰め込む羽目に…。

「まあこんな日もあるさ」と何とか完食して口直しの品を思い描きながら店を出たのだった。

…ということで、町の定食屋さんとしてはそこそこだと思うけれど、麺類は頼まない方が無難か…。ふと思い出した時に、もうひとつの名物である鰻タレカツ丼をいただいたら、もう充分だろう。

さあ次はリピートか、涼しければ遠出の予定。熱中症に気をつけててくてく歩こう!

三河ラーメン食べ歩き、豊橋編63陽華楼飯店 魚市場店

飯田線小坂井駅又は下地駅から、徒歩15分くらい。距離的には大差ないが、電車の本数は小坂井駅の方が多い。但し、豊川を越えるために歩道の無い橋を渡るので、通り過ぎる車に気をつけなければならない。

さて、先週行った『ラーメン元気』で気分はすっかりチャンポンモードになり、定期的にリピートしている安城の『久留米ラーメン大幸』でもチャンポンを食べ(近日リポート)満足この上ない状態の中、店が無くなる前に行ってみよう!ラーメンツアーを敢行することにした。

こちらの名物は言わずと知れた回鍋肉で、若かりし頃に職場の上司に連れて行ってもらい、数回食べたことがある。量が半端ないのが有り難くて、注文するのはいつも回鍋肉ランチ…なので、ラーメンをいただくのは今回が初めてとなる。

かれこれ50年以上営んでいる町の中華屋さんだから、ご主人は齢80越えているのではないか?と推測する。だが、長年鍛え上げたその腕前は衰えることなく、中華鍋を振るう手つきも軽快だ。
店内はL字型のカウンター席で、他にテラス席?が四つ有り、どちらも年季が入っている。
朝は魚市場で働いている客が大半でとても混雑しているため、比較的空いている時間帯に訪れてみた。

《ラーメン、餃子並》

昭和の時代には、日本全国のどこにでもあった屋台で作られていたラーメンの様な懐かしさを感じる味だ。
食べる前に必ずコショウをひと振りするのが当たり前だった頃の醤油ラーメン…細い縮れ麺にスープがよく絡んで食が進む。
回鍋肉にも使われている肉がチャーシューとして二枚乗っており、こちらはまあ普通である。
他に海苔、ゆで玉子半分、メンマ少々と、何故かナルトが二枚あって、腹六分目くらい。

…で、一緒にご飯物を頼んだらお腹がパンパンになると思ったので餃子にしたのだが、タレが微妙で今一つだった。

昔ながらのラーメンとしてまた食べたくなる味だから、ご主人が健在であるうちに次は名物回鍋肉ランチも合わせて、リピートすることにしよう。

さあ、次回は付近にあるあそこへ行くぞ!

三河ラーメン食べ歩き、岡崎編44ラーメン元気

名鉄バス停門立から、徒歩2分くらい。
以前『らーめんハウスとん珍館』をリポートした時に、おそらく岡崎の一番外れにあるラーメン屋と書いてしまったが、さにあらずで、すっかり記憶の底に埋もれていた店があった。
まだ岡崎の地理に疎くて、地元の友人に一度だけ夜に連れて行ってもらったのがかなり昔のことだから、現地に着いて店構えを見るまで全く気づかない体たらく…寄る年波にはかなわないませんなぁ~やれやれ。

てな訳で、JR岡崎駅からバスに揺られて一時間弱で、住めば都だけれど、町の便利な生活に慣れた自分には、辺鄙な土地に見受けられる場所にやって来た。
ご多分に漏れずバスの本数は1時間に2本、逃したら30分からタイミングが悪いと50分以上待たねばならないので、予め何を注文し、調理と食べ終えるまでの時間が、だいたいどのくらい掛かるかを計算して中に入る。

とても腰の低い奥さんと、朴訥ながら中華鍋を振るう腕は確かなご主人の二人が、年季の入った厨房で自分の頼んだ品を手際良く調理していく。
しばらくして、三河地方では珍しいチャンポンの味噌が出来上がり…それでは、いただきます!

《チャンポンみそ》

最初にベースとなる味噌の味をひと口だけ舐めてみる。この時点では、ご当地名物八丁味噌の主張が大きいので、スープに野菜や魚介の旨味がしっかり染み込むまで、具材をかき混ぜながら少しずついただくことにした。

チャンポンを食べるのは久しぶりだから、色々な具が沢山入っていて箸を進めるのが楽しい。
そして、具材だけでもかなりのボリュームがあるとわかり、ついでにチャーハンを注文しなくてよかったと思った。
半分くらいお腹に入れた後、隠れていた麺を持ち上げて啜れば、丁度いい塩梅に旨味が加わったスープが絡んでなかなかだった。

…で、何気に食卓に置いてある薬味を眺めると、定番の紅しょうがの横に、ニンニクの醤油漬けなる物を見つけたので、ここでちょいと味変をしてみる。
チャンポンに浸して一緒に口にすると、食がより進んで、他の中華料理に使用しても合うだろうクセになる薬味だった。

チャンポンの出来栄えとしては普通なのだが、好感の持てる味で、場所が遠くなければ他のメニューも試してみたいと感じた。
ふと思いついた時に、また訪れるとするか…。

さて、次回はリピートか遠出のどちらかの予定。
異常気象にめげず、あちこちラーメンを食べ歩く日々は続く。

三河ラーメン食べ歩き、豊橋編62いしやま屋

市電運動公園前から、徒歩15分くらい。
黒田屋で修行したけれど、その味を引き継ぐことなく、あっさり気味なラーメンとチャーハンが売りだった『ふじがや』が閉業して以来の運動公園付近に屋系ラーメンがオープンしたので行ってみた。

ただ、すぐ傍には『ラーメンくま』があるし、もう少し足を伸ばせば『ラガヤ』もあるから、立地的には微妙な場所にあり、そこは店主の腕次第ということになる。
営業時間からそれほど経っていないのに、カウンターはほぼ満席状態で、空いた所に案内されて腰を下ろす。
二人で切り盛りしているが、厨房が狭く沢山作れないようなので、出来上がるまで少々時間が掛かる。
待つこと10分…では、お手並み拝見。

《ラーメン、味玉》

久しぶりに屋系のラーメンを口にするからか、塩分濃度だけがやたら目立っているスープの様に感じた。
なので、しょっぱさが気にならない程度にニンニクを投入、パンチは効いてそこそこの味にはなったけれど、やはり今一つな感じは否めない。

チャーシュー二枚もごく普通、他に海苔三枚、ホウレン草、ネギとそれなりの体を為しているけれど、全体的な仕上がりとしては無難であり、麺の量も大盛りでないと物足りないので、味玉を付けて正解だった。

この近辺に住んでいて、黒田屋のラーメンが食べたいというのであれば、便利な場所に出来て有難いと言えようが、遠くからわざわざ足を運ぶほどではないから、最寄りの屋系ラーメンに行った方が良いだろう。

しかしながら、個人的には屋系よりも、断然安城にある某家系ラーメン屋の方が好みなので、お店がある程度落ち着いて独自のメニューを出すようになったら、気まぐれに訪れるかも知れない。

さてと、次はバスで遠出をしてあそこへ行くぞ!

駿河ラーメン食べ歩き 湖西編①宝来軒

JR新居町駅から、徒歩10分くらい。
新居の関所をくぐって右に曲がるとあるのだが、民家に隣接しているので、暖簾がかかっていないと通り過ぎてしまう可能性が大である。

町中華巡りの最後の締めくくりとして、あくまでも番外編な食べ歩きとなるので、これより静岡一帯のラーメン屋を食べ歩くということはないので、あしからず。
食べログも無く、インターネットで検索しても情報量が極めて少なかった頃、豊橋ときわアーケードのユニーの地下にあった中華料理屋のチャーハンが忘れられず、同じ味を求めてあちこち彷徨っていた時があった。

これも違う、あれも違う!とチャーハンの為だけに何百軒回ったことだろう…そんな中で、味は異なるが美味しいと感じたのが三軒程で、 求めていたモノに最も近かったのがこちらの炒飯であった。

ただ自宅からかなり遠いこともあり、行けてもひと月に一度くらいで、次第に足が遠のいてしまい、訪れるのは実に10年ぶりくらいだ。

テーブル四つに椅子は15席で床はコンクリート、店内はとても狭いから、相席は当たり前となる。テレビでは、見たことのない地元の情報番組が流れており、出来上がるまで年季の入った厨房やら、あちこち眺める。

《ラーメン、チャーハン》400円+500円

軽くペロリと食べられる量のラーメンは、昔ながらのしょうゆ味で、ごくごく普通のように見受けられるが、麺に特徴があって茹で具合もなかなかだ。
具材はナルトにメンマとネギ、二枚乗っているチャーシューはやや臭みがあって今一つだが、400円という値段を思えば上出来ではないだろうか…他の中華料理と合わせて食べるのにピッタリだと言えよう。

次にチャーハンだが、随分前に食べたのにも関わらず、舌がしっかり覚えていて、嗚呼この味だ!と心の中で叫んでしまった。
因みに自分が好きだった先に述べた処の炒飯は、ここよりもほんの少し塩味が薄くて、チャーシューの代わりに細かく刻んだハムが使われていた。
ボリュームも結構あるので、大盛りで頼んだらえらいことになっていただろう。

非常にコスパの良い二品をいただいて、お腹はすっかり満足…日を置かずにまた来ることを誓って店を出るのだった。

高齢なお二人で営んでいる為、つい最近閉業した豊橋トンカツの名店『宝来亭』のように、いつ店を畳んでしまうかわからないのが心配なところ…健康に気をつけて、本当にいつまでも続けて欲しい店である。

さあ、今度こそ新しく出来たあそこへ行くぞ!