三河ラーメン食べ歩き、豊橋編52らぁ麺芳山

渥美線小池駅から、ゆっくり歩いて20分くらい。
見えない誘惑の糸に引っ張られて、オープン間もないラーメン屋にやって来た。
新規の店を一年の締めとして訪れるのは去年と同様なのだが、予め下調べをしてみれば、春日井で有名な『飛鶏』で修行したということだから期待が持てる。
悪夢の様な不味さを食らった『隼善』とは大違いだろう。
さて、いかがなことになりますやら……。

開店5分前に到着したら、すでに8人ほど寒空に並んでいた。
時間が来て案内をするオバサンがお客を順番に捌いていくのであるが、応対が丁寧過ぎてなかなかハケていかない。まあ、この点はゆくゆく改善されていくだろうから、とやかく言うまい。
ようやく店内に入ると、内装がどことなく『ガチ麺道場』の雰囲気に似ている。
しかも、オープン祝いの花に『幸跳』の名前が…ひょっとして?ここって………。
気を取り直して、基本の味を確かめるつもりで、鶏そばをぽちっと押して買い求め、オバサンに大盛りサービスを伝えて手渡す。

カウンターに座って調理の手際を眺めれば、じっくりと丁寧に作っているのが伺える。
待つこと15分……着丼!

《鶏そば煮タマゴ》

甘味がほんのり、しょっぱさも感じる鶏だしのしょうゆスープは『幸跳』の味に近く、さほど尖っていないので飲みやすいといえよう。
近頃流行りのレアチャーシューは、やや臭みのあるありがちなモノだったが、鶏肉の方は弾力と味付けが良くて美味しかった。
麺はラーメンと蕎麦の中間のような食感、お腹を満たすには丁度いいかも知れない。

全体的にバランスは良く、食べさせる力量はあるが
無難に優等生的な出来ばえで、ややインパクトが弱いのは否めない。

最近ありがちな素材こだわり創作麺類には食傷気味なので、『ガチ麺』に比べればましな自家製麺と『幸跳』っぽいスープが合わさった形の鶏そばとして、割りきった気持ちでいただくことにした。

この店の個性が出るのは、これからだと思われるから、鶏白湯も近いうちに食べて、その後は定期的に味を確かめに行くことになるだろう。

個人的な好みを除けば、この辺りにまともなラーメン屋が出来たことは喜ばしいと一応フォローしておく。

唯一無二で最も自分に合うラーメンは、やはり、あそこくらいなのか……ブログに書くと、出入り禁止になってしまうので、紹介出来ないのがもどかしい。

今週の食べ歩きはこれにて終了!
来週からは、ホントに今年のおさらいをする予定。

三河ラーメン食べ歩き、蒲郡編⑮万貫

JR蒲郡駅から、徒歩18分くらい。
又は、名鉄バス停府相町から、徒歩5分くらい。
駅からやや離れた住宅街の片隅で、ひっそりと30年以上営んでいる町中華の店である。
この付近で食事をしようとする人にとって、大抵は焼肉屋『丸金』が目に留まるくらいで、ここに気づく人はおそらくいないであろう知る人ぞ知る場所なのだ。
因みに『丸金』は駅前本通りにあった頃に比べて、断然味が落ちているので、もう何十年行っていない。

こちらのお店をいつ訪れたか記憶をたどれば、このブログを始める前に食して以来だから、二年ぶりくらいであろうか……店の中に入ると、ここだけ時間がゆっくり流れているような錯覚に陥る。

さて、初めて来た方が注文する前に注意すべき点が一つある。
年配の客が多いのか、それとも老夫婦の賄いも兼ねているためか、ご飯はいつ頼んでも柔らかすぎるべちゃべちゃなモノが出てくるので、消化の良い食事を望む方以外は、御飯物を頼まない方がいい。

といった感じで、いつも来た時の品を迷わず所望する。

《らーめん、餃子》

ひと口啜った醤油ラーメンのスープは、ほんのひと振り胡椒をかけることで懐かしい味に変わる。
そしてこれがクセになる極細の縮れ麺を、引き立ててくれている。
最初は多少のコシがある麺も、すぐに伸びてしまうほどか弱いので、どんどん口に入れていくか迷うところだ。

具材は、固くてなかなか噛み切れないチャーシューと同じく噛み切るのに苦労するメンマに海苔が一枚…けれど、素ラーメンでも構わないくらい麺が好みな為、いつも早めに食べてしまう。

カリカリに焼いた餃子は、餡がたっぷり詰まっていたら言うことなしなのだが、まあ多くは望むまい。

という訳で、極細麺の独特な食感をズルズルと啜りたくなったら、また来るとしよう!

さあ、今年最後の締めに先日オープンしたばかりの某ラーメン屋へ次に行こうか?それとも、おさらいをしばらくしてからにしようか?

気になる処はまだまだあるが、本日はこれまで。

三河ラーメン食べ歩き、岡崎編34三田製麺所岡崎店

名鉄バス停南公園北、目の前。
前日に質より量のあまりにもいい加減な台湾料理の店に入ってしまい、何か口直し出来るところはないか?と探していたら、オープンほやほやのつけ麺専門店を見つけたので行ってみることにした。

真向かいに岡崎中華の重鎮『末広』がどっしりと構えているため、ここの敷地で飲食店を営もうと試みても、結局のところ短命に終わったしまったりする。
新たなるチャレンジャー、味はいかがなものであろうか?

まずは店内に入って案内されカウンターに座ると、目の前に回転寿司で注文するのと同じ形式のタブレットがあるのに、面食らった。
まあ何十店舗も展開している処だから、合理性を追求してのことだろうが、客の側からすれば面倒なことこの上ない。
慣れない手つきで注文にもたもたしていれば、いくら早く来ても提供されるのが遅くなってしまうだろう。
無駄に店員の数が多いのは、そういった困っている客に応対する為なのかも知れないが、本末転倒の様な気がする。
それにしても、店員は綺麗なお姉さんが多いなあ…。
そんな観察を暫くしてから、つけ麺を色んな形で楽しめるであろう品を選んで送信!

《玉子チャーシューランチ》

レンゲにつけ汁を掬ってチロリと舐めてみる。
いかにもチェーン店にありがちな、手の込んでいる様に見えて実は大したことのない味に舌が拒否反応を起こす。
そして、つけ汁の中にあるサイコロチャーシューはまあまあだったが、麺と一緒に乗っている二枚の薄切りチャーシューが生臭くて食べられたものではなかった。
麺の茹で具合はマニュアル通りなのでよしとしても、自分の口に合う製麺ではなかったから、食は進まず、お腹に詰め込むのに苦労した。

この店の売りは、麺を増量しても値段が変わらないことぐらいで、他に同じ値段で美味しいつけ麺を食べられる場所は幾らでもあるので、もう訪れることは決してないだろう。

数年で収益を回収したら、おそらく即引き揚げるといった、チェーン店ならではの末路がすでに見える処だった。

このあと更に口直しと意気込んで行った中華料理店でも、出来損ないの北京飯を食べた感じがして、食事に関してさんざんな1日だった。

素直に今年のおさらいをするとしようか……と、見せかけて次はあそこだ!

三河ラーメン食べ歩き、蒲郡編⑭仁仙

JR蒲郡駅から、徒歩2分くらい。
その昔、蒲郡の駅前地下街が繁栄していた頃は、喫茶店鰻屋から焼き鳥屋、定食屋に中華料理店と実に様々な店舗が並んで、賑わいを見せていた。
今では壁で塞がれてしまった通路は、駅南口に通り抜け出来たし、中間地点のめっちゃ細い出入口もあったりした。

数ある店の中で、いつ行っても客がいっぱいで、とてつもなく美味しいラーメンを食べさせてくれたのが『桝金』という中華料理店であり、その『桝金』が豊橋に移転した後に、しばらくして同じ場所にオープンしたのが『仁仙』となる。
よって、こちらも30年以上営んでいる町中華な訳だが、『桝金ゴールド』と同じ味を期待していたお客にとっては、当初全く異なるラーメンであったため、落胆した様だ。
かくいう自分も、ここでラーメンをいただくことは滅多になく、注文するのはチャーハンと餃子で、気まぐれに焼きそばを所望するくらいだ。

しっとり系のほっこり温かい塩の味付けがなかなかの個人的にはお気に入りなチャーハンなのだが、中華鍋で炒めたご飯を全て皿に盛るので、固くなった米粒が時折混じっているのがたまに疵、それさえなければ他店では見かけない唯一無二のチャーハンとしてオススメ出来るといえよう。
舌で強飯を探りながらいただいても大丈夫な方は、一度お試しあれ!

前置きがかなり長くなってしまったので、本題に移ろう…(汗)
今回も中華と合わせてラーメンな注文で、年季の入った腕前とご夫婦の年輪をカウンター越しに見つつ、お互い歳をとったなあ…と、しみじみ感慨に耽る。

《中華そば、餃子》

ゆで玉子が4分の1にナルト、そしてチャーシュー一枚と値段相応なシンプルな具材で月並みな味である。
麺もごくごく普通…と、ここでスープについて言及してみれば、若い頃に食べた時にはあまりにも物足りない薄味だったけれど、色合いが若干濃くなって、胡椒で少しだけ味を調整すればそこそこな感じになった。
ただ、あくまでも昔からある普通のラーメンで、飲んだ後に食べるなら、お腹に優しい一杯だ。

次に餃子……少し甘めの餡は独特で、こちらもこの店ならではの味と言える。
しかも10個で350円という、何十年もずっと変わらない値段で提供する非常にコスパの良い品である。

古くからある蒲郡駅付近の飲食店は、寄る年波に勝てず、昨今は軒並み閉店している。
此処に限らず、自分の記憶に残るしばらく食べていない味を訪れてみるのも今のうちか?

感傷に浸りながら、もう一軒だけ行って、その後今年のおさらいをするとしよう!

尚、町中華のラーメンに関しては、今どきのそれよりは評価は甘くなっているため、ポテトチップスで100円を買えないのと同様、あしからずm(_ _)m

三河ラーメン食べ歩き、蒲郡編⑬中華料理リキ

JR蒲郡駅から、徒歩3分くらい。
引き続き、ラーメンと合わせて蒲郡町中華巡りの第3弾である。
かれこれ30年以上営んでいる処で、豊橋辺りにチェーン店が数軒あるのを知ったのは、お店の名前が入ったマッチの表示からだった。
若い頃に仕事で帰りが遅くなった時、蒲郡駅前付近の四大中華料理店『萬珍軒』『マルナカ』『リキ』『仁仙』をローテーションで食べていたのだが、今ではすっかり足が遠のいてしまっている。

その頃ここで注文していたのは、餃子定食、カレー炒飯、焼きそばのどれかで、ラーメンは滅多に頼まなかったから、今回も味の確認のためだけに訪れることになる。

《ラーメン、餃子》

どこにでもある普通のスープだから、食べる前に胡椒をかけるのが当たり前の時代に戻って、自分の好みにした。

麺は中細のスープがよく絡む四角い食べ応えがあるモノで、そこそこお腹は満たされるといえよう。
具材は、カマボコ二枚に海苔一枚とやわらかショボメンマにモヤシ、加えて脂身だらけだが結構味が染みているチャーシュー一枚と値段の割に色々入っている。
典型的な昔ながらのラーメンとして、まあまあの味だった。

餃子は小ぶりでしっかり焼かれたカリカリの食感が良い。何より一緒にモヤシが付いている処は、最近とんと見かけない。

メニューの裏に書かれたセットで頼むと、かなりコスパが良くてお腹もいっぱいになること請け合い、
たまになら行ってもいいなと感じる店だった。

三河ラーメン食べ歩き、蒲郡編⑫中華麺飯食堂マルナカ

JR蒲郡駅から、徒歩2分くらい。
昔からある中華料理店で、『きくや飯店』はここから暖簾分けされて出来た店である。
なので、俗に「蒲郡ブラック」と呼ばれる支那蕎麦の元は此処ということになる。

富山ブラックという一つの名称が定着すると、スープの色が濃ければ、こぞって◯◯ブラックと便乗する表現力の乏しさが目立つ昨今、いかに客にわかりやすくしているとはいえ、その味はハズレが多い。

自分がいつも注文するのは、挽肉の臭みがなく胡麻油の風味があるノーマルの麻婆飯なのだが、久々にラーメンを食してみる…さて結果はいかに?

《ラーメンセット》

あっさりまろやかなしょうゆであるが『きくや飯店』に比べてやや物足りなさはある。
ただ「きくや元味」なので、万人受けするのは確かだ。
…で、これが縮れ麺に上手く絡んでくるから、結構食欲をそそる。
柔らかメンマは普通、チャーシューは脂身の多いショボいモノが二枚で今一つだった。
まあ、今は無き店に近い味としていただくには、それなりの出来ばえだと言えるだろう。

因みにセットで提供されたチャーハンは、自分の好みと異なるタイブだけれど、食べやすい味付けで、なかなかであった。

かつてのマルナカ会計名物「◯百万円のお返し」がなくなってしまっても、味は変わらず引き継がれている様だ…気が向いたら、また来るとしよう。

さて、しばらく町中華をラーメンと共に巡ってみる予定、次はあそこだ!

三河ラーメン食べ歩き、西尾編⑦龍龍タンメン

名鉄西尾駅から、徒歩15分くらい。
まるぎん商店監修のタンメン専門のラーメン屋と銘打ってはいるが、そこはそれ大人の事情でまぜそばとかもあったりする。
広い敷地に色々な店舗が混在しているので、パッと見わかりづらいかも知れない。
思ったより狭い店内で食券を買い求めたのであるが、オープン当初にあったセットメニューがない様で、まずはコスパが悪いと感じた。
若作りしているお姉さんにカウンターへ案内され、どんな風かと厨房を観察すれば、結構機械に頼っている部分が見受けられ、まあ今どきはこんなもんだよなぁ~と期待半分で待つことにした。

《赤タンメン、ガパオライス》

タンメンとしての味は普通、これに辛さが加わったのが赤タンメンな訳だが、野菜の旨味が今一つスープに上手く溶け込んでおらず、ただ辛いだけのモノになってしまっている。
そこですりおろしニンニクを所望し、さらにスリゴマを投入、最早タンメンでなくなったけれど、自分好みの味には何となくなった。

なお、一緒にいただいたおじいちゃんの入歯を探している小学生ライスは全く美味しくなく、無駄な注文をしてしまったと後悔……。

中毒になるラーメンという謳い文句は、自分には当てはまらず、一度食べれば十分なリピートは無い処だった。

さて、これにて西尾のラーメン屋巡りは一旦終了。他にも数軒あるけれど、夜から営業やあまり評判のよろしくない処ばかり……時間に余裕があれば気まぐれに訪れるやも知れない。

さらば、西尾!