三河ラーメン食べ歩き、西尾編③麺屋いっちょう

名鉄西尾口駅から、徒歩5分くらい。
パチンコ屋の中の片隅にひっそりとあるため、少しわかりにくいかも知れない。
『元気ラーメン』の次に行ったのだが、およそ飲食店として全く基本の出来ていない最低のラーメン屋だった。
まぜそばてっぺん』で修業したらしいが、何をどう学んだのか、おそらく途中で嫌気がさして自分の思い通りにやりたい店を出しただけとしか思えない。

1.「いらっしゃいませ」の一声が小さい。
2.食券を買い求めカウンターに置いたのだが、チラ見しただけ。
3.やる気の無さが露骨に表情に出ている。

好感の持てる無愛想とは違うので、さっさと食べて帰ろうと着丼する前から落ち着かなくなる…さて、問題の味はいかがなものか?

まぜそば

はい、アウト!
見よう見真似で作った、劣化した『てっぺんまぜそば』で、量も少なくてコスパが悪い。
麺の茹で具合は適当で、モチモチ感が損なわれている。
角切りチャーシューも炙ってあるが、バーナーの臭いが残って味に影響している。
その他、食が進まない点が多すぎて困ったものである…。
追い飯を頼む気も失せたので、急いで無理やり口にに詰め込んだ。

店を出る時も、むにゃむにゃと何か言っているけれど聞こえない…といった感じで、終始不快な気持ちにさせてくれる処だった。

そんな訳で、二度と行かない最悪なラーメン屋として太鼓判を押しておくことにした。

三河ラーメン食べ歩き、西尾編②元気ラーメン

名鉄西尾口駅から、徒歩2分くらい。
引き続き、年末の忙しさを迎える前に出来るだけ遠出してみようということで、西尾に再びやって来た。
そして何度も足を運ぶのも面倒なので、気になる処を連食することにした。

相変わらず、車が激しく走っている道路を横切るように指示するGoogleの命知らずな道案内に従い、隙を狙って目の前にある店へまっしぐら…11時という早めの開店時間にもかかわらず、お客がどんどん入ってくる。
ほとんどが常連らしく、自分の好みに合わせたカスタマイズで定食の注文が多い中、恐縮しながらスタンダードなモノを単品でオーダーする。

《元気ラーメン》

良くも悪くも値段相応のラーメンと言えよう。
背脂の浮いたしょうゆ味のスープは、注文する時にこってりにした方が幾分ましになる。
今回普通で頼んだため、自分は卓上にあるニンニクで味を調整したが、ピンとこなかった。
メンマやホウレン草にゆで玉子等の具材は月並みなれど、チャーシューが結構美味しかった。
麺にひと工夫あれば箸が進むのだが、かえって旨さが半減するような代物で残念。

長年ここの店の味に慣れ親しんだ客ならいざ知らず、一見さんの心には強く残らない、リピートはないラーメンだった。

次行ってみよう!

三河ラーメン食べ歩き、西尾編①ラーメンひとしお

名鉄東部交通バス停駒場から、徒歩12分くらい。
仕事がある程度一段落ついて、昼休みの時間がいつもより多く取れたため、少し遠出をして変わり種のラーメンを食べてみようと、相方が宣うた。
…で、久しぶりに西尾にやって来た。
西尾駅から西尾口駅付近に結構ラーメン屋が密集しているのだが、よりによってこちらの店だけポツンと離れた位置にある。
最寄りの名鉄駅からは3㎞近く、先に挙げたバス停からなら1.5㎞ほどであるが、manacaも使えず運賃は高い。
豊川と同様に車がなければ不便な街=西尾のイメージが昔から抜けないのは自分だけか?

薄暗い店内の雰囲気と奇をてらった創作ラーメンは、移転前の『キブンデサチオ』に似ていなくもない。
どちらかが冷レモンラーメンを注文する予定だったが、行く道すがらの肌寒さで二人ともマヨラーモードに…普通のモノと進化系をそれぞれ頼んだ。
後からメニューを見たら、温かいのもあると気づいたけれど、何となく紅茶ラーメンっぽく感じたので、またの機会に…。

《進化マヨラー》

細かく刻まれて山盛りになったキャベツを少し避けて、まずはスープを一口…マヨネーズの味が舌に広がるが、酸味はそれほどなくてスープに上手く融合している。
埋もれた細麺はさして特徴のあるものでないので、沈めて汁を吸わせたキャベツと一緒にいただく。
食べていくうちに、メンマやチャーシューもサルベージ、残ったスープを味わって飲み干した。

『バイシャンタン』と違い、キャベツの苦味が口に残らず、全体的に食べやすい仕上がりになっていると言えよう。
ただマヨネーズは、慎吾ママくらいで土方十四郎ほどのインパクトはないから、一度試してみれば充分かも知れない。

ふと思い出したら、次回はレモンラーメンを食べてみるとしよう。
レモン=冷麺=夏のイメージだから、当分先になりそうだ。

今週の食べ歩き⑳

《食べ物語・早見ヌードル》
僕の名前は脂身濃い目、春休みに訪れたラーメン屋で、頬張る姿が粋な女の子と意気投合する。
その帰り道、麺ディペンデンド通信社から出ているラーメン専門誌を買い地下鉄に乗ろうとすると、美しい女性がホームに倒れていた。
急いで駆け寄り介抱を試みたが、意識が戻らないので人工呼吸をすることにした。
すると、みるみる回復したのだが、それと同時に僕にとてつもない空腹感が襲った。
こうして、オスチョット・カケルトオイシイ・ハマルアブラソバードによって、僕は一日一食ラーメンを食べないと生きていけない吸麺鬼にされてしまったのだ。

「そうなんだ、目立たないように気をつけてね、脂身くん。ついこの間、調子に乗って連食していた吸麺鬼が退治されたばかりだから」
「あ、そんなに食べないから、大丈夫だよ。それにしても混んでるね、この店」
と言って、僕は羽餃子をつまむ。
「時間が時間だからよ、厨房は戦場だからひるま」
「そういえば、君ってラーメンマニアには有名なんだってね。去年は千杯食べた子ってもっぱらの噂だよ。毎日食べているの?」
「毎日は食べないわよ、食べたい時だけよ」
そう言って、彼女はまぜそばの鉢にくっついた九条ネギを迷わないように麺に絡めて口にする。

こんな感じで、今週もラーメンを食べる僕の日常が続いている。
①だし麺未蕾→だしそばしお、和え玉
相変わらず来る度に味が違う。
今回しおは良かったが、いつもお目当ての和え玉が美味しくなかったので、もう当分行かないことにした。
②歩く花→味玉つけ麺
開店してすぐの平日11時過ぎなら、さほど混んでいない。丁寧に作っているため、出来上がるまでに時間がかかるから、その点を踏まえて訪れた方がいいだろう。とはいえ、最近よくあるつけ麺で似た味は結構あるので、頻繁に行くことはないだろう。
③民華→ラーメン、五目チャーハン(リポート有り)
④和み→限定まぜそば、煮干し油、鶏ほぐし身マヨネーズ和え
ここの煮干しは、どれもそんなに生臭くないから助かる。限定トッピングも追加したら、随分と具沢山なまぜそばになってしまい、色々混ざって味が何だかよくわからない満腹感だけの一品の様な感じがした。

「あのね、醤油とんこつ味噌」
君が頼む三連食
覚えて味見する~♪
やっと見つけた美味しいそば
だけどどこにいる小泉さん
これじゃひとりぼっち~♪

そういえば最後に見掛けた時に、ラーメン店が乱立するビルの屋上から手を振って、何か言っていたっけ……。
彼女も吸麺鬼ハンターに退治されてしまったのだろうか?

いや、きっと今日も何処かで凛とした佇まいで、麺を啜っているに違いない。

そして、僕が一緒に食べに行こうと誘うと、
「お断りします」
彼女はキメ顔でそう言うかも知れない。

三河ラーメン食べ歩き、蒲郡編⑩民華

JR三河三谷駅から、ゆっくり歩いて15分くらい。
歩行者しか通り抜け出来ない道路の突き当たり少し手前に、小ぢんまりとある中華料理店である。
かれこれ40年近くやっているのだが、夜営業だけなので随分行きそびれていた。

どんな味だったかを毎度の如く忘れていても、いつも常連客で賑わっていたのは覚えている。
その客層にはご同業が多く、店主の腕前を眺めに足繁く通っている人もいると言うから、中華料理全般に於いて秀でているのだろう。

とにもかくにも、店の基本の味を測る注文をしてみたら、とても丁寧に作ってくれているので、その手順をついつい目で追ってしまう。

《ラーメン、五目チャーハン》

昔のしょうゆラーメンは、どこもこんな味だったなあ~と感じるあっさりとしたほんのり甘さがあるスープ、『きくやブラック』と『桝金ゴールド』の中間くらいの色合いで、途中で飽きることなく飲める。
細い縮れ麺は茹で具合が柔らかめであったため、もう少しコシが欲しいところ…。
具材が、小ぶりながら歯応えのあるチャーシュー三枚と普通のメンマだけとシンプルなのは、気軽に一杯食べて他の料理もどうぞ…といった感じ。

チャーハンはしっとり系で結構ボリュームがあり、これだけでお腹が膨れそうなくらいだが、味はまあまあだった。

今回は、メニューの一番上にあるシンプルなしょうゆラーメンを注文したけれど、まだ真骨頂を味わっていない気がするので、違うラーメンと他の気になる料理も合わせて近いうちに食べに来るとしよう。

三河ラーメン食べ歩き、刈谷編21てっぺん刈谷店

JR逢妻駅から、徒歩6分くらい。
いつの間にか無くなっていた『みそ音』の後にいつの間にかオープンしていた『麺屋はなび』で修業した名古屋を中心にチェーン展開している店である。

独立した中では、ひどい出来ばえだった岡崎の『麺屋らくだ』に比べ、随分繁盛しており、本家と並び立つほどとの専らの噂、今さらではあるが訪れてみた。

小綺麗な店内に入ったのは午後1時近く、ピークは過ぎているのか人はまばらだが、自分がカウンターに着席した後にも、絶えず客は入ってくる。
訪れた日がハロウィンだからか、店員の一人の顔に髑髏のペイントが…およそ店にそぐわないと感じたが、接客はまともなのでよしとしよう。
まぜそばの食べ方やら、メニューを手にして眺めていると、ほどなく着丼。

《台湾まぜそば

いつもの如く、底からまぜ汁を箸につけてチロリと舐める。麺や具材によく合ったモノであると解る。
それでは、よーく混ぜましょう!
きざみ海苔が内側に貼りつかない様に注意しつつ、まんべんなく混ざり合ったところで 、麺を持ち上げてズルズルと啜る。

うん、これはいい味だ。
しっかりと辛味のある台湾ミンチやニラとネギが絡みついて食が進む。
何よりも極太麺が絶妙の茹で具合で、自分の好みで食べ応えがある。
半分くらいいただいてから、ラー油と酢で味を変えてみれば、これはこれでなかなか面白い。
追い飯もしっかりと食べて、お腹は丁度いいあんばいになった。

『麺屋はなび』の麺とその茹で方が個人的には好みではないので、自分に合った台湾まぜそばが見つかったという点で収穫の一杯だった。

近いうちにまぜそばも食べに行くとしようか……。

さて、今回で刈谷のラーメン屋巡りもひとまず終了。次は何処へ向かうのか?

三河ラーメン食べ歩き、蒲郡編⑨一心軒

JR蒲郡駅から、徒歩12分くらい。
中華料理屋には、時折クチコミでその店の名物となり、数あるメニューの中から常に一品だけに注文が集中することがある。
それはチャーハンだったり、麻婆豆腐だったり、餃子だったりするのだが、ことラーメンに関しては、担々麺等の辛いモノが当てはまることが往々にしてある。
店側としては、その一つが生まれることで食いっぱぐれが無くなる訳だが、他の料理の腕前が認められていないのかもと、不安になることもあるだろう。

そんな複雑な気持ちも時が経てば、ランチメニューの量を少なめに設定して、ミニ担々麺を追加出来るように目論む商魂逞しささえ宿ってくるものだ。

さて、個人的にこちらの店へ通っていたのは数十年前のこと…しかも目的は担々麺ではなく、その頃もの珍しかった【韓信飯】だった。

なので、食べるのは今回が初めて…いかがなことになりますやら。

《担々麺、ライスサービス》

えーと、自分が思っていたのと何か違うんですけど…。
これは他の処では汁なし担々麺という名称で呼ばれている品ではないだろうか?
スープではなく、器の三分の一くらいしかない、とろみのある汁をよくかき混ぜていただくのだから……と少し首を傾げつつ、麺に絡めて口に入れる。
辛さはあまり感じることもなく、まあまあな味だけれど、特に秀でた部分はない。

そして単品で頼むよりは、御飯と一緒に食べた方が箸が進む様だ。

何となく肩すかしを食らった気分になったので、今後は韓信飯が恋しくなった時にだけ訪れることになるだろう。