三河ラーメン食べ歩き、岡崎編33ラーメン餃子九州

名鉄バス停康生町から、徒歩5分くらい。
Googleで検索すると『九州中華料理店』という名称で出てくる。おそらく同じく岡崎にある『九州一番』と間違えられるからだと推察するが、安城の『ラーメン家』と『ラーメン屋』ほどややこしくはないと思う。
引き続き、ラーメンの味は度外視して、チャーハン優先で訪れてみよう!の二日目である。
康生町近辺最盛期の頃に行って以来と記憶しているから、かなり久しぶりだ。
店名も剥がれかけて年季の入った店構え、準備中の表示に気後れすることなく勝手知ったる常連客が入って行くので、それに倣って後に続く。
客の方から注文をはっきりと伝えないと、常に忙しなく動いているため、一見さんは食いっぱぐれない様に注意しよう!

《ラーメン、チャーハン》

客の大半がチャーハンを注文するので、まとめて鍋で振るったモノが、ラーメンより先に渡される。
一目見て六名にある『くっちゃん』と同じタイプと分かる。塩がほどよく効いたなかなかの代物、岡崎四大炒飯の一つと言われるだけのことはある。

そして、半分くらいいただいた時分に、ようやくラーメンが手渡される。
スープはコショウをぶっかけないと何ともならないくらい、あっさりしすぎた薄味、麺は着丼前から、すでにノビていた。
チャーシュー二枚に輪切りのゆで卵とモヤシだけのシンプルな具材は、値段相応と納得するしかない。

まあ、個人的に店のオススメはあくまでも、あんかけ焼きそばとチャーハンであるから、今回の様なイレギュラーな注文を普通はしない。

行きつけのリピートするラーメン屋が臨時休業だった時に、再訪するに値するコスパの良い中華料理店だった。

三河ラーメン食べ歩き、安城編⑩ラーメン屋

名鉄新安城駅から、徒歩12分くらい。
良くない事は続けて起こるようで、本日もJRは貨物列車と自動車がごっつんこして、運転見合せ…だが、めげずに強行突破!
再開をしばらく待って、豊橋から名鉄で行くことにする。本来なら、安城からバスに乗った方が安上がりなのだが、やむを得まい。
今回は、ラーメンよりもチャーハンが気になった処の為、足跡を残すだけにとどまるのを覚悟で訪れる。
12時少し過ぎた時間なのに、客はまばらである。
一抹の不安が現実となりそうな気配がする。

《チャーハンランチ、しょうゆラードこってり》

うーん、せっかく立地の良い場所にあるのだから、もっと頑張って美味しいラーメンを作ろうよ!…と言いたくなる残念な味だ。
ラードを入れていない状態の基本のしょうゆがアウトなので、こってりにしても大差はない。
食卓にあるニンニクで応急措置を試みるが、味は誤魔化せなかった。
チャーシュー、メンマは普通で、麺は味わう間もなくノビていく。
まあこんなもんだろうと、適当に腹に入れてチャーハンに移る。

ひと口含んで、塩辛さとモチモチと言うよりは固めなお米の感触にあまり消化によろしくないチャーハンだと思った。
油っぽくないところが救いではあるが、普通レベル…到底満足するには程遠かった。

一応満腹にはなったけれど、お世辞にも美味しいと言えない、「屋」と「家」一文字違いで格段の差があるリピートに値しない店だった。

こうなると、無性にまともなチャーハンが食べたくなってきた。ラーメンも合わせてとすれば…次はあそこだ!

三河ラーメン食べ歩き、豊橋編49ふじのやうどん店

JR豊橋駅から、徒歩12分くらい。
三連休も終わり、さあ張りきって食べに行くぞ!と意気込んでみたものの、幸田付近の人身事故でJRが運転見合せでおじゃんに……仕方なく、じゃらんに似た迷い猫と列車が来るまで遊ぶ。

当初行く予定だった安城のラーメン屋を断念し、豊橋方面で昼時に遅くまでやっている処を頭の中で思い浮かべる。
おぉ、そうじゃ!あそこがあったわい。
大衆食堂『音羽屋』と同じくかなり昔から営んでいるうどん屋さん…だけど、お客の大半が注文するのは中華そばかカレーライス…そう、うどん屋なのにラーメンが美味しいところは、ひと昔前に結構あったのだ。
蒲郡で言えば、閉業してしまったが三河三谷駅の近くにあった『やまもと』とかがそれにあたる。

大橋通がスクランブル交差点だった頃、名画座へ近所のヤンキーの兄ちゃんに連れて行ってもらい、映画を観た帰りは、クリームソーダで髑髏ショッピングしたついでに、ここのラーメンをご馳走してくれた思い出が走馬灯の様に……いかん、まだまだ熱中症に気をつけねば。

お店は改装したようだが、じっちゃんばっちゃんは変わらず、お目当てのモノを注文して、しばし待つ。

《中華そば》

掬ったスープはまろやかで懐かしい味、物足りない場合は卓上にあるコショウをかければ、昭和風味になるがそのままいただくことにする。
塩辛いチャーシューにやたらしょっぱいメンマ、ホウレン草少々に蒲鉾二枚と、うずら卵&味付海苔が浮かんで具だくさんだ。
各々を丁度いい具合に茹で上がった麺と一緒に食せば、思ったよりも箸が進む。
残ったスープの味を舌でしっかり確かめながら飲み干したところで、まだお腹に余裕があると感じたため、大盛にした方が良かったかもと思ったが、明日までとっておくことにした。
それにしても、これで500円とは払う側が気後れするほど有難い値段である。

またピカデリーで映画を観た帰りに寄って、他の安いメニューも食べてみるとしよう……えっ、ピカデリーはもう無いんですかい?
それじゃあ、スカラ座で……それも無い?
だったら、豊橋東映劇場か日活小劇場でどうだ?

はっ!幻惑のセルバンテス…まだまだ熱中症に気をつけねば。

三河ラーメン食べ歩き、刈谷編⑰苅屋町虎玄

JR刈谷駅から、徒歩5分くらい。
天候的にも丁度いい塩梅なので、一昨日の口直しに担担麺を食べにやって来た。
入口の狭さとは裏腹に、奥までカウンターが伸びている。厨房全体が見える席に案内されなかったため、調理する人の動きは一部しか伺えないが、接客を含めそれぞれがてきぱきと自分の担当を無駄なく
こなしている。

色々な配慮がなされているけれど、ピーナッツアレルギーのお客は自己申告しないといけない様だ。
前日にスープをしこたま飲んだから、汁無しを注文してみた。

《汁無し担担麺》

麺に最低限混ぜるだけの汁をちょびっと掬っていつもの如くペロリと舐めてみる。
マイルドな中にもしっかりと辛さがあり、『みやち家』や『縁場大虎』の汁無し担担麺とは違った独特の味わいがある。
茹で上がるのに7分かかると予めメニューに但し書きがあった太麺は、持ち上げるだけで具材と汁を一緒に運んでくれる食べ応えのある代物。
全体として、非常にバランスの良いまた食べたくなる一品だった。

あー、満足満足!と席を立って支払いを済ませようとした時に、接客マニュアルで言われると嫌いな非合理的な言葉を発せられ、せっかくのいい気分が台無しになってしまった。
和牛の漫才の様にしつこくすると、ややこしいことになるので、アホな店員の問いは無視してお釣りを貰って早々に出る。

この些細な一点を除けば、どれも確かな味なので、不快感が忘却の彼方に消え去った頃に再訪するとしよう。

三河ラーメン食べ歩き、豊橋編48ラーメンハウス大将

渥美線向ヶ丘駅から、徒歩10分くらい。
刈谷のラーメン屋巡りを一旦仕切り直すことにして、随分前に食べてどんな味だったか忘れた所へ行ってみよう!と思い立ち、一ヶ月ぶりの豊橋である。
そして、ここで下車したのは何年ぶりだろう。
途中芦原駅にて、10月1日オープンの『無患子』の看板が車窓から見えた。
どちらもラーメン屋が無ければ一生訪れることはない訳だが、ポツンと一軒だけあるので、臨時休業に気をつけなければならない。
まあ、15分おきに列車がやって来るぶん、すぐに踵を返せる渥美線は有難いと言えなくもないが……。

暖簾をくぐれば、年配のご夫婦が迎えてくれる。
次にいつ来れるかわからないから、手もみ麺で頼んでみる。
合わせて何となく餃子も……で、役割分担がしやすい様に設置された厨房をしばし眺める。
ほぉ~、こりゃ大きな丼だ!

《しょうゆらーめん手もみ&餃子》

丼に並々とあるスープをレンゲで掬って飲んでみれば、ごま油のきいたとてもあっさりした醤油である。
こういった感じのスープは今ではなかなかお目にかかれないけれども、個人的には苦手な味だ。

次にスープに負けないくらい盛ってあるワカメを掻き分けて、自慢の手もみ麺を持ち上げて啜る。

縮れた中太麺は、光りの加減によっては緑色っぽく見えるモチモチした独特の食感が売りだが、ほって置くとすぐに伸びてしまうから、具材と一緒に上手にいただかないと、わざわざ頼んだ意味がなくなる。

チャーシューは、ややしょっぱいオーソドックスなモノが二枚、メンマは結構歯応えがあった。
小さくて可愛いらしい蒲鉾は、丼に沈めて行方不明になり、あらかた食べた後に見つけて口に入れた。

……で、あれこれ吟味している間に餃子を頬張ってみたら、自分好みの食感でなかなか美味しかった。

ブルーベリーガムを口に含み、帰る道すがら、こちらのお店のテーマ曲を口ずさむ。

ガムが、餃子についてる、なぜだ♪
海苔はないけど、なみなみスープで着丼だーい♪
ワカメにチャーシューついておいで♪
手もみ~モチモチ、自慢の~♪
ラーメン、えへん大将♪

たぶんリピートはないが、一度味を確かめてみても良いのでは?と思われる処だった。

三河ラーメン食べ歩き、刈谷編⑯半熟堂

JR刈谷駅から、徒歩3分くらい。
個人的に、北京飯だけ食べるなら、新安城の本店よりも安城昭和町店を、つけ麺まぜそばなら、岡崎よりも安城店に行くことにしている有名どころの合体したラーメン屋である。

理由として前者は忙しいと手抜きが多い、後者は常連優先のひどい接客と元味が口に合わないからだが、刈谷はいかがなものか?
せっかくなので、こちらにしかないタレソバを注文してみる。
しばし待つ間カウンター越しに厨房を眺めると、これから大勢やって来る客を捌くために、予め北京飯の仕込みが山盛りに積み上げてある。二度揚げするのだろうが、これを見て頼まなくて良かったと思った。

《トリュフタレソバ、B味玉チャーシュー九条ネギ》

底にあるタレを箸でちろりと舐めて、ちょっとしかめ面……適当にかき混ぜる。具材の一つ一つはこだわってそれなりにいけるけれど、肝心のトリュフが生かされていない微妙な味付けで、食が全く進まない。
追い飯用にエッグモンスター入りのトッピングを追加したのだが、どうやら無駄な召喚をしてしまった様だ。

おそらく他のメニューは本家の味に倣った無難なモノと推測するが、わざわざここまで食べに足を運ぶほどではない。
刈谷近辺在住もしくは、サラリーマン向けのふらりと寄れる近い場所にあるだけのコスパの悪い月刊半熟英雄だった。

という訳で、明日も口直しの将軍募集をすることになってしまった……やれやれ。

三河ラーメン食べ歩き、刈谷編⑮自家製麺らーめん かり屋

JR野田新町駅から、徒歩10分くらい。
名古屋へ行くまでの列車に、もはや鈍行を利用することなど考えられないほど駅の数が増えてしまった現在、およそそこに住んでいる人間しか利用しない所へ、ラーメンを食べるだけのために降りる。

東刈谷に向かってずんずん歩いて行くわけだが、もっと進めば、『みそ膳』『かとけんラーメン』があり、さらに先には『ラの壱』『大岩亭』が通り沿いにある。
……で、今回赴く気になったのは、刈谷駅周辺のラーメン巡りでハズレを引いた時に、口直しの出来る店が東刈谷以外にあればと思ったからである。

何となく見たことがあるようなシンプルな看板を見上げた後、中に入ってお試しセットっぽいモノをポチッと購入する。
初めて来たお客にも親切にいろいろと教えてくれる接客、さすが某バッタもんだらけのラーメン屋で店長をしていただけのことはある。
補佐するお姉さんは、焼き肉丼の調理を任されているようだ。
さあ、着丼までしばし待つとしよう。

《ラーメン+焼き肉丼》

個人のラーメン店でよく見かける丼に、同じくどこかで見たような感じの飾り付けだが、スープを一口啜ったら煮干しがよくきいた醤油ラーメンだった。
苦味はほとんど無く、魚介の生臭さの方が強調されているが、さほど苦にならず飲み干せそうだ。

乗っている具材は、チャーシュー二枚プラス鶏肉薄切りに、食べごたえのあるメンマと海苔一枚、そしてゴメンジャーのナルトピンクが描かれた…もといご当地キャラがまします可愛らしいナルト。
チャーシューは部分によってアタリハズレがある様で、美味しいところとそうでないモノをそれぞれいただくことになった。

さて、自家製麺の方はどうかと問われれば、こちらも今日びよくある蕎麦感覚の麺で、丼の中のいろいろなモノを絡めていただくのに相応しいと思う。

焼き肉丼は今一つ、スープと交互に口にしながら適当にお腹に収めた。

結論として煮干しベースならば、味にブレがあっていまだに定まらない蒲郡のダメダメ『未蕾』よりは、こちらの方が数段ましであると言えよう。

そんな訳で刈谷でハズレを引いたら、次回は塩ラーメンにお茶漬けサービスを試してみるつもりである。